Segura(セーグラ)は、スウェーデン語で「船」を表します。
①『ご本人主体を大切に』活動する全国の福祉職を繋ぎ、一緒に航海をする船頭(仲間)として互いに高め合います。
②生活者である当事者が、信頼できる福祉職に出逢いに行くための航海を支援します。
クライエントの状況は十人十色。
どんなにベテランの支援者でも、対応に苦慮する場面に日々直面しているのが福祉現場の実情かと思います。
一方で、多忙ゆえに、自分を癒したり、承認・肯定してあげる機会をなかなか持てずにいる方も多いのではないでしょうか。
また、クライエントへの伝え方は、言葉選びや声のトーンに気をつけるにも関わらず、支援者間では厳しい言動が飛び交う…ということもあるように感じています。
「事例検討」「事例報告」の場で、ダメ出しの嵐に曝されてしまい、ますます追い詰められてしまった…という経験をしたこともあるのでは?
セーグラでは、「クライエントのことを一番知っているのは、対応している支援者本人である」という前提を大切にしながら、まずは「日々頑張っているよね!」と互いを承認し合うところをスタートに考えています。
その上で、支援者の対応やアセスメントを否定・批判するのではなく、支援者自身が望んでいるサポートに焦点化し支援をしていきます。
「話せて良かった!明日からも頑張ろう!」と原動力の充電が行える場の提供を行っていきます。
例えば、
・「大変なの!ちょっと聞いて!」と、ただ聞いて欲しいもOK。
・「行き詰ってます!情報求む!」もOK。
・「意見・助言求めてます!」と支援者自身の要望であれば意見もOK。ただしマウント・否定はNG。
互いの日々の頑張りを承認し合いながら、一緒に知見を深めていきましょう。
①社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・ケアマネージャーのいずれかの資格を持つ方
②福祉現場(社協・施設・地域包括・相談事業所等)で働いているor活動している方
③医療・看護分野の方
④市民後見人をしている方
①隔月での事例報告・情報交換会
②福祉職後見人のネットワークづくり
③運営による支援者サポート(予防法務、カウンセリング、FP相談等)
第1回開催報告
先日、福祉職のためのエンパワメント事例報告・情報交換会を開催いたしました。「成年後見」をテーマに、参加者同士が日々の業務における経験や抱えている課題を共有し、深い議論を行いました。
参加者は、それぞれの現場での経験をもとに「あのときもっと良い対応ができたのではないか」という思いや、現在直面している具体的な課題を率直に打ち明けました。これにより、同じ分野で働く仲間同士が互いに理解し合い、新しい視点や具体的なアドバイスを得る貴重な機会となりました。
参加者からは、「自分だけではなく、多くの人が同じ悩みを抱えていることがわかり、心強く感じた」、「実際の事例を共有することで、今後の支援に活かせるヒントを得た」といった感想が寄せられ、情報交換の重要性を改めて実感する場となりました。
今回の情報交換会で得た知見や気づきが、参加者の今後の支援活動に役立つことを願っています。
第2回 開催報告
先日、第2回福祉職のためのエンパワメント事例報告・情報交換会を開催いたしました。今回のテーマは「成年後見」に加え、他職種連携の実際についても議論を深めました。参加者同士が現場での経験や課題を率直に共有し合い、有意義な意見交換が行われました。
参加者からは、自身の現場での課題や成功事例について、「もっと良い対応ができたのではないか」という振り返りや、具体的な困りごとが打ち明けられました。特に、他職種連携において各専門職が果たす役割について認識の違いが生じる場面があることが明らかになり、今後の協働に向けた新しい気づきを得られる機会となりました。また、予定日以外に急な訪問が必要となる状況への対応についての事例共有を通じて、実際の場面を想定したディスカッションが展開されました。
参加者からは、「他職種連携の場面での役割や視点の違いに気づき、自分の立ち位置を改めて考えるきっかけになった」、「急な対応が必要な場合のイメージがより明確になり、今後の準備に役立ちそうだ」といった感想が寄せられました。
今回の情報交換会で得られた知見やヒントが、参加者の今後の支援活動や連携の実践に繋がることを願っています。今後もこのような場を継続して設け、より良い支援の在り方をともに探求していきたいと考えています。
①守秘義務・個人情報の保護に十分にご留意ください。個人が特定されうるような内容はご遠慮ください。
②お申込みの際には、紹介者が必要です。
③セーグラは承認・肯定を大切にした福祉職のネットワークです。マウント・否定・批判的な言動はご遠慮ください。
④事例報告会では、聞くだけ参加はNGです。皆さん全員に発表いただきます。
Nagashima Ai
社会福祉士・行政書士・カウンセラー
ひだまり行政書士事務所/カウンセリングオフィス代表。
1985年生まれ。1児の母。大学で福祉と心理学を学び、大学4年の時に「社会福祉士」「保育士」資格を取得。学生時代には、福祉施設でのボランティアや宿直アルバイト。卒業後は、行政機関にて専門職として働きながら、各種カウンセラー資格を取得。
福祉の現場では、すでに「困っている・悩んでいる」方と接する機会が多かったことから、「悩み、辛い思いをされる方や、後悔する方を一人でも減らしていきたい。」と考え、予防法務の専門家である「行政書士」の資格を新たに取得。
カウンセラーとしてお話を伺い、社会福祉士としてアセスメントをし、行政書士として法務的なサポートを行うというトータルサポートを大切に活動している。
▼保有資格
社会福祉士/行政書士/保育士/HSP(繊細さん)カウンセラー/自己肯定感カウンセラー/日本箱庭療法研究会認定 箱庭心理セラピスト 他多数
▼後見人受任実績
法定後見4件(成年後見人3件、補助人1件)
任意後見2件(委任契約含む)
Tanaka kazumi
社会福祉士・精神保健福祉士・公認心理師
合同会社 アクシス/Office Rasta 代表。
障がいのある方の就労支援歴14年、35,000件以上の相談実績を持つ。2022年、障がいのある方、発達障がいグレーゾーンの方、前科があり就職が困難となってしまった方、制度の狭間で必要なサポートが受けられない方の受け皿となるため、それまで勤務していた上場企業を退職し、独立。現在は、就労系障がい福祉施設の経営コンサルタント、メンタルヘルス・人材育成・コミュニケーション研修などを行う。
▼保有資格
公認心理師/精神保健福祉士/社会福祉士/ストレスチェック実施者/知的・視覚・全身性ガイドヘルパー/サービス管理責任者/相談支援専門員 他多数
Horiguchi Masako
保険を売らないFP・市民後見人
ベターライフスクエア 代表
1971年生まれ 2000年にFP資格取得。2002年に生命保険会社を退社後FP事業で独立。現在は保険商品・投資商品販売しないFPとして活動。マネー相談は3500以上。オンライン相談を主軸とし、個人の方のおかね計画をサポート。分からないできない理由として専門用語アレルギーや進め方の問題があり、行動を促しやすい環境づくりをしている。地域での活動も積極的に取り組んでおり、市民後見人として活動。
▼著書や執筆協力
・「45歳から考えるお金計画 これだけ知っておけば十分!」 出版(2018年)
・Amazonランキング6部門1位 「おかねとココロを整える習慣」 Kindle(2022年) など 著書5冊
・配偶者が亡くなったときの手続き・葬儀・相続のすべて「いざというとき」あわてないために!(曽根恵子氏監修)
▼後見人受任実績
成年後見人3件